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エッジPCの登録と監視

現場のエッジPCをダッシュボードに登録し、稼働状況を監視する

エッジPC は現場に設置した ThingsConnect 稼働機です。カメラ・センサはすべていずれかのエッジPCに紐づくため、最初にエッジPCを登録します。多くの構成ではエッジPC = 拠点として扱います。

登録に必要な情報

入力するのは名前だけです(メモと設置位置は任意)。EDGE ID(エッジPC を識別する ID)と公開先は登録時に自動で決まるため、配備担当者から受け取る情報はありません。

項目 説明 例
名前 画面上の表示名。拠点名を入れると運用しやすい 第1工場
メモ(任意) 設置場所の補足・社内の管理番号・現場での注意など。2000 文字まで。あとから編集画面で書き換えられます 1F 東側の制御盤内。停電復帰後は手動で起動する
設置位置(任意) 地図に出すエッジPCの位置。**現地なら「現在地を使う」、離れた場所からなら「郵便番号」**が早いです。地図のクリックや緯度経度の入力でも指定できます。あとから編集画面で登録・変更できます 35.6812, 139.7671

公開先を自動で用意するよう設定されていない場合は、Base URL の入力欄が表示されます。 その場合は、エッジPC に到達できる https:// の URL を入力してください。Base URL を入力して登録・変更できるのはオーナーと管理者だけです。ThingsConnect はエッジPC の認証情報を付けてこの URL に接続するので、接続先を変えられる人を絞っています。LAN 内のアドレス(192.168.x.x など)や localhost は使えません。

エッジPCを登録してセットアップする

エッジPC には Ubuntu 24.04 LTS 以降(64-bit)をインストールし、インターネットに接続できる状態にしておいてください。それ以外の準備は不要です。

サイドバーの 「エッジPC」 を開きます。

右上の 「エッジPCを追加」 をクリックします。右からパネルが開きます。

名前 を入力して 「保存」 をクリックします。

エッジPCで実行するコマンドが表示されます。 決まった公開先もこの画面に出ます。このコマンドは画面を閉じると二度と表示されません(出し直しは下記)。

コマンドをコピーし、エッジPC のターミナルに貼り付けて実行します。 必要なソフトの導入からクラウドへの接続・公開までを通しで進めるため、10〜20 分ほどかかります。画面には工程と進捗だけが出ます(✓ [3/9] Installing Java。表示は英語です)。

コマンドは最後に、ThingsConnect が配信されて起動するまで待ちます。ThingsConnect is running と出たら完了で、まもなく一覧の状態が ● オンライン になります。

配信に失敗したときは、その理由を表示して終わります。失敗した配信はエッジPC 側では自動でやり直されないため、表示された内容をサポートへ送ってください。

コマンドにはブラウザのタイムゾーンが入っていて、エッジPC の OS が UTC のままならそのタイムゾーンに合わせます。後から変えるときは詳細画面のタイムゾーンで変えます。

登録したエッジPCは、デバイス追加時の「エッジPC」プルダウンに表示されるようになります。

一覧の見方

列 内容
名前 登録した表示名。メモを入れていれば先頭 1 行を下に小さく表示します
状態 ● オンライン / ○ オフライン / — セットアップ待ち / — セットアップ中。異常があれば ⚠ 異常、撤去を始めていれば 撤去待ち のバッジが並びます
Base URL ライブ映像などを取得するエッジPC の URL
デバイス数 そのエッジPCに紐づくデバイスの台数
作成日 登録日時
操作 鉛筆アイコン=編集、ゴミ箱アイコン=撤去
  • 上部の検索ボックスで、名前 / Base URL / メモ を部分一致で絞り込めます。
  • 1 ページ 20 件で、下部の「前へ」「次へ」で移動します。
  • 行をクリックすると詳細画面に移動します。

状態の意味

エッジPCは 30 秒ごとに自分の状態をクラウドへ報告します。この報告が 90 秒以内に届いていれば ● オンライン です。

表示 意味 よくある原因
● オンライン 直近 90 秒以内に報告が届いています —
○ オフライン 過去に報告はありましたが、90 秒以上途絶えています。最終報告の日時を併記します 電源断、ネットワーク断、ThingsConnect の停止
— セットアップ待ち 登録しただけで、まだセットアップコマンドが実行されていません コマンドを実行していない
— セットアップ中 登録は済みましたが、まだ報告が届いていません ソフトの配信中(数分かかります)
⚠ 異常 エッジPC がコンポーネントの異常を報告しています コンポーネントの起動失敗(詳細画面で確認できます)

稼働状況を監視する

一覧で行をクリックすると詳細画面が開き、エッジPC の CPU・メモリの使用率を直近 5 分のグラフで確認できます。画面を開いている間は 2 秒ごとに更新されます(● ライブ の表示)。

表示 内容
CPU 全コアの平均使用率。下の棒はコアごとの使用率、型番・コア数・ロードアベレージも表示
メモリ 使用率と、使用量 / 全体
ディスク(本体) 使用量 / 全体
システム OS の名前と、稼働時間(OS)・稼働時間(ThingsConnect)。ThingsConnect のほうはソフトウェアの更新や再起動で 0 に戻ります
ソフトウェアのバージョン 開くと、カーネルと、OS に入っているソフトウェア(ffmpeg・Java・Docker)のバージョンを表示。ThingsConnect 本体のバージョンは稼働中のコンポーネントに出ます

稼働時間(OS)は、エッジPC を最後に起動してからの時間です。停電、電源ケーブルの抜け、メンテナンス時間帯の OS の再起動などで 0 に戻ります。思い当たる理由が無いのに短いときは、エッジPC が止まって再起動した可能性があります。

データの保存先

録画とメディアビューワーの写真をどこに保存しているかと、その状態が表示されます。**「変更」**から保存先を変えられます。手順は録画(NVR)と再生を参照してください。

表示 内容
利用可 / エラー 保存先に書き込めるかどうか。エラーのときは録画が停止します
設定 画面で指定した保存先(未指定ならエッジPC 本体)
実際の保存先 エッジPC が実際に使っているパス
容量 保存先の使用量 / 全容量
空き容量の下限 この値を下回ると古い録画から削除します
警告 保護した録画が保持期間を過ぎても残っている・空き容量が足りず保護した録画を削除した、などの知らせ
  • 画面を開いている間、値は自動で更新され、下部の折れ線グラフに最大 60 サンプルまで履歴が積み上がります。ページを離れると履歴はリセットされます。
  • タイトル横には状態(● オンライン など)と、エッジPCで動作している ThingsConnect のバージョンが表示されます。
  • 更新中は回転アイコンが表示されます。

タイムゾーン

エッジPC の OS のタイムゾーンと現地時刻が表示されます。**「変更」**から選び直せます。撮影スケジュール・メンテナンス時間帯・録画の日付の区切りは、このタイムゾーンの現地時刻で動きます。

  • 変えると、撮影スケジュールの時刻(08:00 など)は新しい現地時刻で読み直されます。
  • 保存してからエッジPC に反映されるまでは 反映待ち と表示されます。
  • このエッジPC はタイムゾーンの変更に対応していません(エッジPC のソフトウェアの更新が必要です) と出る場合は、ソフトウェアが更新されるまで待ってください。

更新

ThingsConnect のソフトウェアの更新と、OS の更新・再起動を行う時間帯(メンテナンス時間帯)が表示されます。**「変更」**から時間帯と、OS の自動更新・自動再起動の有効 / 無効を変えられます。更新の間は、録画と検知が数十秒〜数分止まります。

項目 内容
メンテナンス時間帯 開始時刻(エッジPC の現地時刻・1 時間単位)と長さ。既定は 03:00〜05:00。24 時間(配信が来たらすぐ当てる) にすると、時間帯を待たずに更新します
OS の自動更新 有効なら、時間帯に OS のセキュリティ更新を 1 日 1 回当てます。既定は有効
自動再起動 有効なら、カーネルなど再起動が必要な更新があるときに時間帯の中で再起動します。既定は有効
最後の OS 更新 最後に OS の更新を当てた日時
再起動待ち(バッジ) 再起動しないと効かない更新が入っています
  • ソフトウェアの更新は、配信が届いても時間帯まで待ってから当てます。バージョンを選んだり、更新を止めたりはできません(常に最新のバージョンで動きます)。
  • 更新が時間帯を待っている間は、独自コンポーネントのデプロイもその後になります。時間帯を 24 時間(配信が来たらすぐ当てる) に変えると、15 分以内に進みます。
  • OS の自動更新や自動再起動を無効にした場合、OS の更新と再起動は利用者の責任で行ってください。
  • このエッジPC のソフトウェアは OS の自動更新に対応していません と表示される場合は、ソフトウェアが更新されるまで待ってください。

AI モデル

推論デバイス(AI 推論・AI アプリ)で使うモデルを、このエッジPC に先に入れておきます。推論デバイスのモデルは、ここで入れたものから選べます。

列 内容
モデル モデル名と、タスク・ライセンス
版 配布元の版と、ファイルの SHA256 の先頭 12 桁
サイズ エッジPC にあるファイルの大きさ
状態 未導入 / 準備待ち / ダウンロード中 / 導入済み / 更新あり / 失敗。推論デバイスが使っていると 使用中 が付きます
  • 「入れる」 を押すと、エッジPC がモデルをダウンロードします。回線によっては数分かかります。オフラインの機体は、次に接続したときに取得します。
  • 「外す」 を押すと、エッジPC からファイルを消します。使用中 のモデルは外せません(先に推論デバイスのモデルを切り替えるか、推論デバイスを削除してください)。
  • 更新あり は、エッジPC にあるファイルが最新のカタログと違うことを示します。エッジPC のソフトウェアが更新されると、新しい版を取り直します。
  • 失敗 のときは理由が表示されます。しばらくすると自動で再試行します(回線・DNS を確認してください)。
  • CPU が非力な機体では、軽量なモデルを選んでください。
  • このエッジPC のソフトウェアはモデルの報告に対応していません と出る場合は、ソフトウェアが更新されるまで待ってください。

稼働中のコンポーネント

詳細画面の「稼働中のコンポーネント」には、そのエッジPC上で動いているコンポーネントが、「ThingsConnect 本体」「基盤(Greengrass)」「カスタム処理」(独自コンポーネント)の 3 つの表に分かれて並びます。

列 内容
コンポーネント コンポーネント名
バージョン 動作中のバージョン
状態 RUNNING(稼働中)、FINISHED(正常終了)、STARTING などの途中経過、ERRORED / BROKEN(異常)。異常のときは理由も表示します
最終状態変化 その状態になった日時

Greengrass から取得できませんでした(権限が無いか、コアデバイスが未登録です) と表示される場合は、エッジPC のセットアップが終わっていない可能性があります。続く場合はサポートへご連絡ください。この表示が出てもオンライン / オフラインの判定には影響しません。

接続カメラの検出

USB / Web カメラや Raspberry Pi のカメラモジュールは URL で指定できないため、エッジPC側で接続機器を検出し、デバイス追加フォームのプルダウンに出します。検出はカメラの追加時に自動で行われるので、この画面での操作は不要です。

  • 検出はエッジPCごとに行うため、デバイス追加フォームでは 先にエッジPCを選びます。
  • USB カメラは挿し直しや再起動でも変わらない識別子で登録するため、挿し直しても設定はそのまま残ります。
  • 検出できない場合は手入力でも登録できます。→ トラブルシューティング

編集

詳細画面右上の鉛筆アイコン、または一覧の操作列から開き、名前 / メモ / 設置位置 / Base URL を変更できます。エッジPCを別ネットワークへ移設して URL が変わった場合などに使います。Base URL を変えられるのはオーナーと管理者だけで、変更は監査ログに残ります。データの保存先は詳細画面の「データの保存先」から変更します。

「自動で公開する」で登録した場合、Base URL は変更できません(公開先はそのエッジPC専用に用意したものだからです)。公開先を変えたいときは撤去して登録し直してください。

撤去

拠点を閉じる・機体を返却する・別の機体へ入れ替えるときは「撤去」します。詳細画面右上のゴミ箱アイコン、または一覧の操作列から始めます。

撤去はクラウドと機体の両方を片付けます。 ダッシュボードから消えるだけでは、機体にソフトと録画・デバイス証明書が残ったままになるためです。

ゴミ箱アイコンを押すと、失われるもの(機体内の録画・写真、紐づくデバイスの台数、クラウドに置いた録画、公開先の URL)が一覧で表示されます。残したい録画があれば、ここで中止して先にダウンロードしてください。

**「撤去コマンドを出す」**を押すと、エッジPC は 撤去待ち になり、機体で実行するコマンドが一度だけ表示されます。この時点で機体は撮影と録画を止め、未送信の計測値を送り切ります。

コマンドをコピーし、エッジPC のターミナルに貼り付けて実行します。 ThingsConnect のソフト・公開用の接続・録画・ローカルのデータ・デバイス証明書が機体から消えます。

実行が終わると自動でダッシュボードへ報告され、エッジPC・紐づくデバイス・公開先(URL)がまとめて削除されます。

最終更新 2026年10月11日