ThingsConnect とは
ThingsConnect の位置づけ、できること、対応範囲、ドキュメントの読み方
ThingsConnect は、カメラやセンサなどの現場の機器をクラウドに集約し、ダッシュボードと AI エージェントから操作できるようにする、現場と IT をつなぐエッジ AI 基盤です。REDIMPULZ inc. が開発・提供しています。
現場のあらゆる機器をクラウドにつなぎ、Web 画面や AI から「デバイス管理・状態の同期・映像視聴・自動化」ができる基盤
誰のための製品か
ThingsConnect は、現場にカメラやセンサを置いて、その映像と数値を使いたい会社に向けた製品です。導入と運用を担当する SE / 情報システム部門の方と、実際に現場で使う担当者の両方を想定しています。
「AI から操作できる」と聞くと AI 専用に見えますが、どの使い方にも対応したうえで、AI エージェント連携が特に得意という位置づけです。
| 使い方 | 想定する利用者 |
|---|---|
| AI エージェント連携(MCP 経由) | 知りたいことをその場で聞きたい担当者・自動化を組みたいエンジニア |
| ダッシュボードでの可視化 | 現場担当者・情報システム部門 |
| 既存システムとの連携 | 社内システムへの組み込み(REST API でデータの読み出しとデバイスの操作、撮影の起動ができる。撮影した画像は指定の URL へ送れる) |
| 手動オペレーション | 現場担当者 |
できること
デバイス管理
複数拠点のエッジPCと、カメラ・センサ・AI 推論デバイスをクラウドから一元管理します。設定はクラウドからエッジPCへ同期されます。設置場所を登録すれば、エッジPCと機器の配置を地図で確認できます(カメラは向きと画角も表せます)。
映像の視聴・録画
カメラ(IP カメラ / USB / ラズパイ / HTTP-MJPEG)の映像をブラウザで視聴できます。常時録画はタイムラインから再生・書き出しでき、残したい区間や写真は自動削除から保護できます。保存先の容量が足りず保持期間を保てなくなると、ダッシュボードの通知で知らせます。静止画の取得と外部配信(RTMP)にも対応しています。撮影は定期的に、または外部の合図で実行し、撮ったものをメディアビューワーに保存するか指定の URL へ送れます。撮るものは静止画か短い録画かを選べ、PTZ カメラなら登録した向きを順に回って撮れます(巡回撮影)。保存した写真と録画は、メディアビューワーで撮影プリセット・向きごとに見比べて ZIP でまとめて保存でき、同じ場所の写真をタイムラプス動画にもできます。
データの蓄積・分析
センサの計測値とエッジPC での AI 推論の結果を時系列に蓄積し、分析画面・ダッシュボード・任意 SQL で可視化できます。通信機能を持たないアナログメーターも、カメラで読み取って同じように扱えます。
MCP 連携
Model Context Protocol(MCP)に準拠し、Claude などの AI エージェントから操作・分析・自動化できます。
実際の操作手順は使い方ガイドを参照してください。
設計の考え方
- 聞きたいことが変わっても使える: カメラ・センサが MCP のツールになっているため、決めた画面を見に行くのではなく、その場で聞いて確かめられます(AI が動くきっかけは人の質問です)。
- フィジカル全般対応: カメラを主軸に、センサを同じ「デバイス」概念で扱い、段階的に対応範囲を拡張します。
- エッジ / クラウドの役割分担: 映像処理と AI 推論はエッジで完結させ、設定と可視化はクラウドで行います。映像そのものをクラウドへ常時送らないため、回線とプライバシーの負担を抑えられます。
- クラウドは当社が運用: クラウドを自前で構築する必要はありません。拠点にエッジPC を置いて登録するだけで始められます。
構成の詳細はシステム構成にまとめています。
対応範囲(現時点)
| 分野 | 対応していること |
|---|---|
| カメラ | RTSP 対応の IP カメラ、USB / Web カメラ(UVC)、Raspberry Pi のカメラモジュール、HTTP / MJPEG。ライブ視聴・常時録画(NVR)と再生・静止画の撮影・外部配信(RTMP)。ONVIF 対応機は LAN 上の探索と PTZ・映像設定の操作 |
| センサ | 電文(電子天秤など。形式は用意した形式から選ぶか、組織で登録)、Modbus(Modbus TCP / RTU)、ネットワーク経由とエッジPC へのシリアル直結の両方、カメラで読むアナログメーター(既設の指針式計器を配線なしでデータ化) |
| AI | 用途ごとの「AI アプリ」(物体検出 / ナンバープレート検知 / メーター読み取り。ナンバープレート検知とメーター読み取りはアルファ版)。物体検出は区域に入った・出た瞬間を、ナンバープレート検知は読んだ番号をイベントとして残し、それをきっかけに撮影ジョブやカスタム処理を動かせます。実体はエッジでの ONNX 推論とカメラで読むセンサで、プリセットまたは任意モデルの URL を指定できます |
| インターフェース | ダッシュボード + MCP(MCP を主な入口として設計)+ REST API(既存システム・自動化ツール向け。データの参照と、デバイス名・メモの変更、RTMP 配信、PTZ、撮影の起動) |
| オフライン耐性 | クラウドと切れている間の計測値はエッジPCに退避され、復旧後に自動で再送されます |
接続できる機器の詳細は対応デバイス一覧を参照してください。
未実装 / 今後対応予定
現時点で提供していない機能です。ドキュメント上でも、該当ページに制限として明記しています。対応時期の見込みはロードマップにまとめています。
- アクチュエータ制御(リレー等)— 機器を動かせるのは ONVIF カメラの PTZ だけです
- 通知の送信(メール / Slack / Teams)— 外部へ知らせるには、AI アプリのトリガーで撮影ジョブの外部送信先かカスタム処理へ渡します
- OPC-UA、PLC 連携
- 利用者自身によるエッジPC のプロビジョニング
- MCP トークンの画面からの発行