デバイスの追加と管理
カメラ・センサの登録手順と、一覧画面の使い方
デバイスはエッジPCにぶら下がる機器です。2 つの種別があり、どちらも同じ一覧・同じ追加フォームから登録します。カメラの映像を AI で解析するものは AI アプリから追加し、この一覧には出ません。
| 種別 | 内容 | 主な用途 |
|---|---|---|
| カメラ | IP カメラ(RTSP)、USB / Web カメラ、Raspberry Pi のカメラモジュール、HTTP / MJPEG カメラ | ライブ視聴、録画、静止画取得、外部配信 |
| センサ | 電子天秤・温度計・電力計・Modbus 機器など、数値を出す機器 | 現在値の監視、時系列の蓄積と分析 |
デバイスを追加する
サイドバーの 「デバイス」 →右上の 「デバイスを追加」 を開き、先頭の 種別を選ぶと入力項目が切り替わります。
| 項目 | 必須 | 説明 |
|---|---|---|
| 種別 | ● | 「カメラ」を選択 |
| 名前 | ● | 画面上の表示名(例: 玄関) |
| シリアル番号 | 本体のラベルに書かれた番号。ONVIF でカメラを探して選ぶと自動で入ります。あとから詳細画面の「機器情報」で書き換えられます | |
| メモ | 設置場所の補足・管理番号・現場での注意など(例: 1F 東側の天井。脚立が必要)。2000 文字まで。あとから詳細画面で書き換えられます |
|
| エッジPC | ● | 接続先のエッジPC。カメラ種別より先に選びます(USB / CSI はこのエッジPCに接続されたカメラを検出するため) |
| カメラ種別 | ● | IPカメラ (RTSP) / USB / Web カメラ / Raspberry Pi カメラ (CSI) / HTTP / MJPEG |
| 映像ソース | ● | 種別によって入力欄が変わります(下表) |
| 解像度 / FPS | USB / CSI / HTTP のみ。空欄なら USB は 1280x720・15fps 以下の最大の組み合わせ、CSI は 1920x1080・30fps、HTTP はカメラが送ってくるままで取り込みます |
カメラ種別ごとの映像ソース
| カメラ種別 | 入力欄 | 内容 |
|---|---|---|
| IPカメラ (RTSP) | RTSP URL | rtsp://192.168.1.100:554/stream1 |
| USB / Web カメラ | カメラ | エッジPC に接続されたカメラをプルダウンから選択 |
| Raspberry Pi カメラ (CSI) | カメラ | 同上(カメラ番号で登録されます) |
| HTTP / MJPEG | 映像の URL | http://192.168.1.100/video.mjpg、または HLS の .m3u8 |
事前確認(IPカメラ / HTTP): URL には、エッジPCから到達できるアドレスを指定してください。ID / パスワードが必要なカメラは rtsp://user:pass@192.168.1.100:554/stream1 の形式で指定します。カメラの IP アドレスは、ルーターの DHCP 予約などで固定してください。変わってしまったときの対処は機器情報を参照してください。
事前確認(USB / CSI): エッジPCに接続されたカメラを自動で検出してプルダウンに出します。検出できないときは 「手入力する」 を選んでデバイスパス(例: /dev/v4l/by-id/usb-...-video-index0)やカメラ番号を直接入力できます。USB カメラは、別の USB ポートに挿し替えても同じカメラとして扱います(USB 機器の見分け方)。検出されない場合はトラブルシューティングを確認してください。
追加した直後は映像配信も録画も停止状態です。用途に応じて詳細画面で有効化してください。→ カメラの設定
| 項目 | 必須 | 説明 |
|---|---|---|
| 種別 | ● | 「センサ」を選択 |
| 名前 | ● | 画面上の表示名(例: 電子天秤 001) |
| シリアル番号 | 本体のラベルに書かれた番号。あとから詳細画面の「機器情報」で書き換えられます | |
| メモ | 設置場所の補足・管理番号・現場での注意など(例: 検査台の脇。校正は年 1 回)。2000 文字まで。あとから詳細画面で書き換えられます |
|
| エッジPC | ● | 接続先のエッジPC。シリアル直結のときはこのエッジPC のシリアルポートが候補に出ます |
| 読み方 | ● | 電文(電子天秤・シリアル出力の計測器) / Modbus 機器。登録後は変えられません |
| metric_key | ● | 計測値の器となるキー。weight / temperature / power / pressure / operating_state が候補として表示されますが、任意の文字列を入力できます |
| つなぎ方 | ● | ネットワーク(シリアルサーバー・LAN 対応機器) / シリアル直結(エッジPC の COM ポート・USB シリアル変換器) |
| 接続先 | △ | ネットワークのとき。シリアルサーバーや機器の IP アドレスとポート(例: tcp://192.168.1.50:9001) |
| シリアルポート | △ | シリアル直結のとき。エッジPC で検出したポートから選びます(USB 機器の見分け方)。ボーレート・データビット・パリティ・ストップビットも指定します(既定 9600 / 8 / なし / 1) |
| 電文の形式 | △ | 読み方が電文のとき。システムで用意した形式と、組織で登録した形式から選びます。合うものが無ければ 「電文の形式」 の画面で登録します(→ 電文の形式を決める) |
| Modbus の読み取り設定 | △ | 読み方が Modbus 機器のとき。ユニット ID・レジスタ種別・アドレス・データ型・語順・スケール・オフセット |
metric_key の決め方: 同じ種類の計測値には同じキーを使ってください。分析画面やクエリはこのキー単位で集計するため、weight を使った天秤が複数拠点にあれば、そのまま横断比較できます。未登録のキーを入力した場合は自動で登録され、表示名・単位は追って設定できます。
各項目の詳細はセンサの設定にあります。
入力後に 「デバイスを追加」 をクリックすると、一覧に戻ります。エッジPCがオンラインであれば、数秒〜数十秒で設定が反映されます。
USB 機器の見分け方
USB カメラと USB シリアル変換器は、機器が持つシリアル番号で見分けて登録します。そのため、別の USB ポートに挿し替えたりエッジPC を再起動したりしても、同じ機器として扱われます。
シリアル番号を持たない同じ機種を 2 台以上つなぐと、機器そのものでは見分けられません。この場合は挿している USB ポートの位置で見分けて登録し、選んだ欄の下に「同じ機種が並んでいるため、挿している USB ポートの位置で見分けます。別のポートに挿し替えると繋がらなくなります。」と表示します。登録後は挿すポートを変えないでください。USB ハブを挟む・外すときも位置が変わります。
一覧画面の使い方
表示を切り替える
一覧の左上で 「一覧」「分割」「地図」 を切り替えられます。絞り込みは 3 つとも共通で、切り替えても条件は保たれます。
| 表示 | 内容 |
|---|---|
| 一覧 | 表だけを出します(既定)。行をクリックすると詳細画面へ移動します |
| 分割 | 左に表、右に地図を並べます(画面が狭いときは地図が上、表が下) |
| 地図 | 地図だけを広く出します |
分割と地図では、表と地図が連動します。
- 行をクリックするとその設置場所へ地図が寄ります。 このとき詳細画面へは移動しません。詳細を開きたいときは名前のリンクをクリックしてください
- ピンをクリックすると表の該当行が強調されます。 選んだデバイスが別のページにあるときは、地図の左下のカードで名前・種別・状態を確認できます
- 行にマウスを載せると、対応するピン・視野の扇形・繋がりの線が濃くなります
絞り込みと検索
一覧の上部に 3 つの絞り込みがあります。
- すべてのエッジPC: エッジPCで絞り込む
- すべての種類: カメラ / センサで絞り込む
- 名前 / ID / メモ / シリアル番号で検索: 部分一致(入力の 0.3 秒後に自動で反映されます)。MAC アドレスでも検索できます
右端には該当件数(N 台)が表示されます。1 ページ 20 件で、下部の「前へ」「次へ」で移動します。
各列の意味
| 列 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 表示名。行をクリックすると詳細画面へ移動します(分割・地図では地図が寄り、詳細は名前のリンクから開きます)。メモを入れていれば先頭 1 行を下に小さく表示します |
| エッジPC | 所属するエッジPC名 |
| 種類 | カメラ / センサ |
| ライブ映像 | ダッシュボードで映像を見られるか(有効 / 無効)。既定は有効。センサは — |
| 状態 | ● オンライン / ○ オフライン。センサの場合は現在値も併記されます。控えた MAC アドレスと違う機器が接続先にいるときは MAC アドレスが違います と出ます(→ 機器情報を控える) |
詳細画面
行をクリックすると詳細画面が開きます。カメラはタブで分かれ、センサは 1 画面にまとまっています。デバイスID・種別・接続状態(接続中 / 未接続。未接続の理由がエッジPC から届いていれば横に出ます)・機器情報・メモ・「デバイスを削除」 は、カメラでは「概要」タブにあります。
| 種別 | タブ |
|---|---|
| カメラ | 概要(機器情報・メモ・設置位置と向き・削除)/ 映像(映像ソース・サブストリーム・解像度 / FPS・ONVIF・ライブ映像)/ 録画 / 配信(外部配信 (RTMP)・配信の編集)/ 撮影 → カメラの設定 |
| センサ | タブなし。機器情報、メモ、現在値、履歴データの保存設定、接続先と読み方、設置位置 → センサの設定 |
カメラの詳細画面の右上には 「ライブ映像」「録画」「写真」 のボタンがあり、そのカメラのライブ映像・録画再生・メディアビューワーへ移動できます。
機器情報を控える
詳細画面の 「機器情報」 パネルに、メーカー・型番・シリアル番号・MAC アドレスを控えておけます。現地で「画面上のこのデバイスがどの実機か」を突き合わせるのに使います。入力して 「保存」 をクリックしてください。空にして保存すると未設定に戻ります。
| 項目 | 自動で入るとき |
|---|---|
| メーカー・型番・シリアル番号 | 登録時に ONVIF でカメラを探して選んだとき |
| MAC アドレス | IP アドレスで繋ぐカメラ・センサが、エッジPC から初めて見えたとき |
IP アドレスで繋ぐ機器は、MAC アドレスで接続先を照合します。 エッジPC から見えた接続先の機器を控えた MAC アドレスと比べ、結果をパネルに出します。
| 表示 | 意味 |
|---|---|
| 控えた MAC アドレスと一致しています | 登録した機器に繋がっています |
| MAC アドレスが控えた値と違います | 接続先の IP アドレスに別の機器がいます。IP アドレスが別の機器に割り当てられた可能性があります。一覧の「状態」列にも MAC アドレスが違います と出ます |
| MAC アドレスが見えないため、照合できません | ルーターの先(エッジPC と別のネットワーク)にある機器や、通信が途絶えている機器は照合できません |
MAC アドレスが違うとき、または機器が未接続のときは 「MAC アドレスで探す」 を押すと、エッジPC と同じネットワークから控えた MAC アドレスの機器を探します(数秒かかります)。見つかったら 「接続先を(IP アドレス)に変える」 で接続先を書き換えられます。RTSP URL のホスト部分だけを差し替え、同じホストを指すサブストリームと ONVIF の接続先も一緒に変えます。
機器を入れ替えたときは、MAC アドレスが違う表示のまま 「今の機器で控え直す」 を押してください。今の接続先にいる機器の MAC アドレスで控え直します。
メモを書き換える
種別を問わず、詳細画面の 「メモ」 パネルで書き換えられます。入力して 「保存」 をクリックしてください(変更がないときは保存ボタンは押せません)。空にして保存すると未設定に戻り、一覧の表示も消えます。デバイスの名前は登録後に画面から変更できません(メモだけが書き換えられます)。
設置位置と向きを登録する
カメラは詳細画面の「概要」タブの 「設置位置と向き」 パネル、センサは詳細画面の 「設置位置」 パネルで、そのデバイスを地図のどこに出すかを決めます。現地で登録するなら「現在地を使う」、離れた場所からなら「郵便番号」が早いです(現在地はブラウザに位置情報の利用を許可すると入ります。どちらもおおよその位置なので、ずれていればピンをドラッグしてください)。地図をクリックしてピンを置くこともでき、緯度の欄には 35.6812, 139.7671 の形でも貼り付けられます。入力したら 「保存」 をクリックしてください。
空欄のままでも構いません。 その場合、そのデバイスは繋がっているエッジPC の周りに薄いピンで並べて表示され、線で結ばれます。建物単位で足りるなら、エッジPC にだけ位置を入れておく運用ができます。
カメラでは方位角と水平画角も入力できます。地図に視野が扇形で描かれるので、どの範囲を映しているかが一目で分かります。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 方位角 | カメラが向いている方向。真北を 0 度として時計回りに 0〜359 の整数で入力します(東が 90、南が 180、西が 270)。方位磁針の北(磁北)とは数度ずれるのでご注意ください |
| 水平画角 | 横方向に映る範囲の角度。1〜360 の整数で入力します。カメラの仕様書に記載があります。空欄のときは 90 度として描きます |
PTZ カメラでも、扇形は設置したときの向きを表します。ダッシュボードから首を振っても地図の扇形は追従しません。
映像ソースを変更する(カメラ)
カメラの IP アドレスやパスワード、USB カメラの差し替えなどでソースが変わった場合は、詳細画面の「映像」タブの 「映像ソース」 パネルの入力欄を書き換えて 「保存」 をクリックします。変更がないときは保存ボタンは押せません。
USB / CSI / HTTP のカメラは、同じ画面の 「解像度 / FPS」 パネルから取り込みサイズも変更できます(空欄にするとエッジPCの既定値になります)。IPカメラ (RTSP) はカメラ本体の設定に従うため、このパネルは表示されません。
デバイスを削除する
詳細画面の 「デバイスを削除」 から削除します(カメラは「概要」タブの最下部)。削除するとエッジPC側の設定も解除され、そのデバイスの新規データは届かなくなります。