FAQ
製品の位置づけ・対応範囲・必要な機材についてよくある質問
症状別の切り分けはトラブルシューティングにまとめています。
製品について
ThingsConnect は誰向けの製品ですか?
現場にカメラやセンサを置いて、その映像と数値を使いたい会社に向けた製品です。本ドキュメントの読者は、導入と運用を担当する SE / 情報システム部門の担当者と、実際に現場で使う担当者を想定しています。
アーキテクチャはどうなっていますか?
「クラウド(= ThingsConnect 本体)⇄ 現場の複数のエッジPC」という構成です。エッジPC にカメラ・センサを接続し、利用者は Web 画面(ダッシュボード)または AI アシスタント(MCP クライアント)からクラウドにアクセスします。詳細はシステム構成を参照してください。
AI 専用の製品ですか?
いいえ。MCP を核とした「AI フレンドリー」な設計ですが、AI 専用ではありません。① AI エージェント連携(MCP)、②ダッシュボードでの可視化、③日々の手動オペレーション、の 3 通りに対応しており、AI を使わない運用でもそのまま成立します。既存システムと連携する場合も、現時点の入口は MCP です。
今すぐ本番導入できますか?
現時点は α(一般提供前)です。 一般提供・販売は行っておらず、ご利用は個別のご相談になります。仕様は予告なく変更される場合があり、SLA の保証はありません。導入の条件についてはお問い合わせください。
機材について
専用カメラを購入する必要がありますか?
いいえ。RTSP に対応していれば市販の IP カメラで動作します(ONVIF 対応を推奨)。IP カメラ以外に、USB / Web カメラ(UVC)、Raspberry Pi のカメラモジュール、HTTP / MJPEG カメラも使えます(USB とラズパイのカメラはエッジPC に直接つなぎます)。映像コーデックは H.264 を推奨します(H.265 は録画再生時に変換が入り 720p に下がります)。
カメラ以外のデバイスにも対応していますか?
はい。数値を電文で出すセンサ(電子天秤など)と、Modbus(Modbus TCP / RTU)の産業機器に対応しています。どちらもネットワーク経由(シリアル機器はシリアルサーバー経由)でも、エッジPC へのシリアル直結でも繋げます。カメラ映像に AI モデルを適用する「AI 推論デバイス」も、センサと同じ扱いで数値を蓄積できます。
アクチュエータ制御(リレー等)は未実装です。詳細は対応デバイス一覧を参照してください。
GPU は必要ですか?
不要です。エッジPC での AI 推論は CPU で実行します。GPU / アクセラレータの利用には現時点では対応していません。
ARM シングルボードコンピュータでもエッジPCとして使えますか?
はい。Ubuntu 24.04 LTS 以降(64-bit)が動作し、RAM 4 GB 以上の ARM シングルボードコンピュータを利用できます。Raspberry Pi なら 4(RAM 4 GB)が下限で、Pi Zero 系は RAM が不足するため使えません。エッジ推論は軽量モデル(YOLOX-Nano など)で動かします。より高いフレームレートやカメラ台数が必要な場合は、RAM 8 GB 以上の x86-64 ミニPC を推奨します。
1 台のエッジPC に何台のカメラを繋げますか?
公開できる測定値がありません。 同じカメラの映像を視聴・録画・AI 推論に使い回しても映像の取り込みの負荷は増えず、常時録画も縮小して保存しなければ CPU をほとんど使いません。ただし実際の上限は機体性能・解像度・AI 推論の有無で変わるため、評価時に台数を増やしながらエッジPC詳細画面の CPU 使用率で確認してください。
なお、ライブ映像画面で同時に表示できるのは 12 ストリームまでです。
複数拠点を一元管理できますか?
はい。拠点ごとにエッジPC を置き、クラウドから一元管理します。分析・ダッシュボード・クエリはエッジPCを横断して集計でき、エッジPCでの絞り込みもできます。
機能について
インターネットが切れている間のデータはどうなりますか?
エッジPC がローカルに退避し、通信が復旧すると古い順に自動で再送します。退避できるのは最大 10 万件で、超えた分は古いものから破棄されます。設定も失われず、エッジPC がオンラインに戻ると適用されます。
録画データはクラウドに保存されますか?
エッジPC 内のディスク(増設ディスク・NAS も選べます)に保存し、クラウドには置きません。 クラウドへは再生・書き出し時にだけ流れるので、回線とプライバシーの負担を抑えられます。ただしエッジPC が故障・撤去されると録画も失われます。残したい区間は自動削除から保護でき(→ 録画を保護する)、機体の外に残す映像はダウンロードしてください。お客様ご自身のストレージへ送りたい場合は独自コンポーネントの「録画の同期」を使えます。
計測値はどれくらい保存されますか?
7 日です。それより古いものは毎日自動削除されます。長期保存が必要な場合はクエリから CSV で書き出してください。その他の上限値は制限値と既定値にまとめています。
異常時に通知は飛びますか?
メール・Slack への通知送信はありません。 AI アプリのイベント(物体検出の在/不在の切り替わり・ナンバーの読み取り)は、トリガーで撮影ジョブの外部送信先へ画像付きで送るか、独自コンポーネントのスクリプトで受け取って任意の宛先へ知らせられます。
AI エージェント以外から操作できますか?
はい。ダッシュボードのほか、AI エージェントからは MCP、既存のシステムや自動化ツールからは REST API で操作できます。
REST API のリファレンスはありますか?
はい。REST API にエンドポイントごとの説明があります。呼べるのは /api/v1 配下だけで、それ以外の /api/ 配下はダッシュボードの画面とエッジPC が使う内部のものです。
REST API でできるのは、エッジPC・デバイス・計測値・AI アプリのイベント・保存したクエリの参照と、デバイスの名前・メモの変更、RTMP 配信の開始・停止、PTZ 操作、撮影ジョブの実行です。ダッシュボードの作成や SQL をその場で書いて集計するといった操作は MCP で扱えます。→ 利用可能なツール一覧
他社のデータが見えることはありませんか?
ありません。どの入口(ダッシュボード / REST API / MCP)から入っても、参照・操作できるのは認証情報から解決した組織の中だけです。任意 SQL も、どう書いても他組織の行は返りません。
運営側が組織のデータを見ることはありますか?
サポートや障害調査のために、運営(REDIMPULZ)が組織のダッシュボードに入ることがあります。 お客様と同じ画面で状況を確認するためで、お客様のアカウントを使う(なりすます)ことはしません。
- 運営が入っている間の操作は、お客様自身の操作と区別して監査ログに記録されます
- 運営はお客様の組織の API トークンを発行・失効できません。MCP の有効 / 無効も変更できません
- この権限を持つのは運営の限られたユーザーだけで、付与は管理画面からはできません
質問や要望はどこから送れますか?
ダッシュボード右上の吹き出しのアイコン(フィードバック・問い合わせ)から送れます。 種別(質問 / 要望 / 不具合)を選んで内容を書くと運営に届き、返信はアカウントのメールアドレスへお送りします。開いている画面と組織・アカウントの情報が自動で添えられるので、その画面を開いたまま送れば、どのエッジPC やデバイスの話かを書き足す必要はありません。導入前のご相談はお問い合わせからどうぞ。
使用しているオープンソースソフトウェアのライセンスはどこで確認できますか?
ダッシュボードのサイドバーの「組織」→「サードパーティライセンス」から確認できます。 ダッシュボードが使っているパッケージの一覧とライセンス文、郵便番号から位置を引くデータの出典を載せています。エッジPC に配布するソフトウェアは、各コンポーネントのファイルにライセンス文を同梱しています。
今後の対応予定
次の機能は現時点で未実装で、今後のフェーズで対応を検討しています。対応時期の見込みはロードマップにまとめています。
- アクチュエータ制御(リレー等)
- 通知の送信(メール / Slack / Teams)
- OPC-UA、PLC 連携
- 利用者自身によるエッジPC のプロビジョニング
個別の対応時期のご相談はお問い合わせください。