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対応デバイス一覧

接続できるカメラ・センサの種類と接続方式、検証済みの機器、未対応の範囲

現場の機器はエッジPC に接続し、クラウドから一元的に管理します。このページでは、接続できる範囲をまとめています。実際の登録・運用手順はデバイスの追加と管理とセンサの設定を参照してください。

対応状況

カテゴリ 種別 接続方式 状況
カメラ IP カメラ RTSP / H.264 対応
カメラ IP カメラ RTSP / H.265(HEVC) 対応(H.265 非対応のブラウザでは録画再生時に変換が入り 720p に低下)
カメラ USB / Web カメラ UVC(/dev/video*) 対応(エッジPC に直結。H.264 を出せる機種はエンコード不要)
カメラ Raspberry Pi カメラモジュール CSI 対応(Raspberry Pi OS のみ。Pi 5 はソフトウェアエンコードで CPU を使う)※実機未検証
カメラ ネットワークカメラ HTTP / MJPEG、HLS(.m3u8) 対応(MJPEG はエッジPC で H.264 に変換)
センサ 数値を電文で出す機器 TCP ソケット / シリアル直結 対応(電文の形式は用意した形式から選ぶか、組織で登録)
センサ 産業機器 Modbus TCP / RTU over TCP / RTU(シリアル直結) 対応
センサ 指針式アナログメーター カメラ映像 + 画像処理 対応
センサ(ソフトウェア) AI 推論デバイス カメラ映像 + ONNX 対応
センサ OPC-UA、MQTT 直結、GPIO / I2C 直結 — 未対応(今後対応予定)
アクチュエータ リレー、サーボ、LED ほか — 未実装

カメラ

RTSP に対応した市販の IP カメラが使えます。専用カメラを購入する必要はありません(ONVIF 対応を推奨)。

項目 対応
プロトコル RTSP(ONVIF 対応機は PTZ・映像設定の操作もできます)
映像コーデック H.264(推奨) / H.265(HEVC)
音声 既定では使いません(カメラの設定で有効にできます)。G.711 は録画の再生時に AAC へ自動変換されます
認証 RTSP URL に埋め込む形式(rtsp://user:pass@host:554/path)
解像度 制限なし。4K でも録画は再エンコードなしで保存されます(ただしエッジPCの CPU 負荷は解像度とフレームレートに比例します。下記の推奨設定を参照)
ONVIF Profile S(PTZ・プリセット・明るさ / 彩度 / シャープネス / コントラスト・再起動)。LAN 上のカメラ探索にも使います

ONVIF で操作できる範囲はカメラの機種で決まります。 首振りはできてもズームは ONVIF で操作できない機種もあります。カメラが対応していない操作のボタンは押せなくなります。

センサ(電文)

数値を 1 行ずつ文字で流す機器に対応します。エッジPC が受け取った行から数値を取り出し、現在値と履歴としてクラウドへ送ります。

センサー
TCP / シリアルエッジPC
現在値デバイス一覧・詳細5 秒ごとに更新
履歴分析 / ダッシュボード / クエリ既定 5 秒ごとにクラウドへ送信

電文の形式

電文の形式は、システムで用意した次の形式から選びます。

分類 電文の形式 対応する製品 電文の例 読む値
重量 タニタ 質量(Wg・g 単位) タニタ TL-280 / TL-290 {0,16,~0,1,M0,"TL-280",Wg,79,Pt,0 Wg の次の値(g)
重量 エー・アンド・デイ 標準フォーマット エー・アンド・デイ EK-L シリーズ ST,+000123.4 g ST(安定)の行の値。要求コマンド Q を送ります
その他 行の最初の数値 ― T=+23.5C 行で最初に現れる数値

会社名・製品名は各社の商標です。システムの形式は各社の公開資料をもとにまとめたものです。

合うものが無い機器は、組織の形式として登録します。正規表現の名前付きグループ (?<value>...) に一致した数値を読み、倍率とオフセットで換算できます。コマンドを送ると値を返す機器には、履歴送信間隔ごとに要求コマンドを送れます。設定項目は電文の形式を決めるを参照してください。

シリアル機器の接続

RS-232C / RS-485 などシリアル出力の機器は、次のどちらかで繋ぎます。

つなぎ方 内容
ネットワーク シリアルサーバー(シリアル ⇄ TCP 変換器)を介して繋ぎます。接続先は tcp://<ホスト>:<ポート> の形式で指定します
シリアル直結 エッジPC の COM ポート、または USB シリアル変換器に直接繋ぎます。ポートはエッジPC で検出したものから選び、ボーレート・データビット・パリティ・ストップビットを指定します。エッジPC のソフトウェアが最新版である必要があります

センサ(Modbus)

電力量モニタや温調計など、Modbus に対応した産業機器を読めます。接続方式は 3 つです。

接続方式 対象
Modbus TCP Modbus TCP に対応した機器へ直接接続します
RTU over TCP RS-485 などのシリアル(Modbus RTU)機器をシリアルサーバーに繋いで読みます
RTU(シリアル直結) Modbus RTU 機器をエッジPC の COM ポートや USB シリアル変換器に直接繋いで読みます

レジスタ種別(保持 FC03 / 入力 FC04)・アドレス・データ型(int16 / uint16 / int32 / uint32 / float32)・語順・スケール・オフセットを指定して 1 つの値を読みます。

1 デバイス = 1 レジスタ = 1 値なので、1 台の機器から電圧・電流・電力を取りたい場合は測定項目ごとにデバイスを登録します。

センサ(カメラで読むアナログメーター)

通信機能を持たない指針式のアナログメーターを、カメラで撮影して数値として読み取ります。既設の圧力計・温度計などを、配線もセンサ増設もなしにデータ化できます。

エッジPC が一定間隔でカメラから 1 枚撮影し、画像から指針の向きを検出して角度を計測値に変換します。読み取り対象のカメラは同じエッジPC 上に登録済みのものから選びます。AI アプリのメーター読み取りから登録します。

項目 内容
設定する値 指針が振れる両端の角度と、そのときの計測値。任意で読み取り範囲(ROI)
読み取り間隔 下限 5 秒(撮影を伴うため)。緩やかに変化する計器では 30 秒程度が目安
カメラの設置 メーターの正面(傾き 10 度以内)。斜めからは読み取れません
対象 指針式のみ。デジタル表示(7 セグメント等)には対応していません
画像処理 指針の向きを画像処理で検出します(学習モデルは使いません)

AI 推論デバイス(ソフトセンサ)

カメラの映像に AI モデル(ONNX)を適用し、結果を数値として蓄積します。用途から選ぶなら AI アプリを使います(実体はこのデバイスのままです)。

タスク 蓄積される値の例
物体検出 検出件数(object_count)
ナンバープレート読み取り 読み取れたプレートの枚数(plate_count)。番号はイベントとして AI アプリへ

モデルはプリセット(YOLOX-Nano / YOLOX-Tiny / ナンバープレート読み取り)から選ぶか、任意の ONNX モデルの URL とその種類を指定します(ナンバープレート読み取りはプリセットのみ)。推論は CPU で実行し、GPU やアクセラレータは使いません。詳細は AI 推論を使うを参照してください。

検証済みの機器

検証で実際に接続を確認している機器です。ここにない機器も使える場合がありますが、確認済みと言えるのはこの範囲です。

カテゴリ 機器 接続方式
カメラ ロジクール Webcam C930e USB / UVC(MJPEG。H.264 出力には対応していないためエッジPCで変換します)
センサ タニタ テーブルスケール TL-280 / TL-290 TCP 電文(シリアルサーバー経由)
センサ オムロン KM-N1-FLK 小型電力量モニタ Modbus

カメラは RTSP / H.264 に対応していれば機種を問いません。導入前に確認したい機種がある場合はお問い合わせください。

エッジPC

項目 要件
OS Ubuntu 24.04 LTS 以降(64-bit)
構成 x86-64 ミニPC(RAM 8 GB 以上推奨)を想定。ARM シングルボードコンピュータも利用可能(Raspberry Pi 4 / RAM 4 GB が下限。Pi Zero 系は RAM が不足するため使えません)
GPU 不要(AI 推論は CPU 実行)
ネットワーク 外向き HTTPS(443)。インバウンドのポート開放は不要
ディスク 常時録画する場合、カメラのビットレートと保持期間に応じた容量が必要(→ 録画(NVR)と再生)。SSD を推奨します(microSD は書き込み寿命の点で常時録画に向きません)

エッジPC の準備はエッジPCの配備を参照してください。

機器の登録方法

エッジPC に設定ファイルを置く必要はありません。 機器の登録・設定は管理ダッシュボードから行い、クラウドからエッジPC に届きます。

エッジPCがオフラインでも設定は失われず、復帰時に適用されます。手順はデバイスの追加と管理を参照してください。

カメラの登録・設定変更は MCP からもできます(利用可能なMCPツール一覧)。センサ・AI 推論デバイスの登録はダッシュボードのみです。

最終更新 2026年10月11日