構成を決めるときの考え方
metric_key の決め方、1 デバイス = 1 つの数値、履歴を残すかどうか、エッジPC 1 台あたりの規模感
デバイスを登録する前に決めておくと、後から分析・集計しやすくなることをまとめています。
metric_key は「何を測るか」で決める
metric_key は計測値の器です。同じ種類の値には拠点をまたいで同じキーを使ってください。 そうしておくと、分析画面で拠点別に線が並び、クエリでも 1 本の SQL で横断集計できます。
| よく使うキー | 意味 | 単位の例 |
|---|---|---|
weight |
重量 | kg |
temperature |
温度 | ℃ |
power |
有効電力 | W |
voltage / current |
電圧 / 電流 | V / A |
object_count |
物体検出の件数 | 件 |
top_class_confidence |
画像分類の最上位確信度 | — |
キーは自由入力なので、上の表にないものも使えます。未登録のキーは自動で登録され、表示名・単位は後から設定できます。
1 デバイス = 1 つの数値
センサ・AI 推論デバイスは1 台につき 1 つの数値を出します。1 台の機器から複数の測定項目を取りたい場合は、測定項目ごとにデバイスを登録します(→ センサの設定)。
履歴を残すかどうかを最初に決める
「現在値が見えれば十分」なセンサは履歴保存をオフにするとデータ量を抑えられます。逆に、後から分析したい値は最初から履歴保存を ON にしておく必要があります。ON にする前の値は、後から遡って蓄積できません(保持期間は 7 日です)。
エッジPC 1 台あたりの規模感
正式なベンチマークは公開していません。設計時は次を目安にし、実機で確認してください。
- カメラの解像度とフレームレートが最も効きます。 台数より先にここを見直してください(→ 対応デバイス一覧の推奨設定)。4K は Full HD の約 4 倍の負荷になります。
- 同じカメラの映像を視聴・録画・AI に使い回しても、映像の取り込みの負荷は増えません。
- 常時録画は、縮小して保存しなければ CPU 負荷がほぼかかりません。
- USB / Web カメラは IP カメラより重くなります。 IP カメラは圧縮済みの映像を送ってきますが、USB カメラはエッジPC 側で H.264 への変換が必要なためです。
- AI 推論は CPU で実行するため、推論間隔を短くするほど CPU 使用率が上がります。 複数の推論デバイスを動かす場合はエッジPC詳細画面で CPU を見ながら調整してください。
- H.265(HEVC)カメラは、H.265 非対応のブラウザで録画を見ると、変換が入るため重くなります。可能ならカメラ側を H.264 に設定してください。